**  ヨガについて ***

 -ハタヨガ-

昔から行っているヨガは、生理的ヨガ(ハタ ヨガ)です。

悟りの境地を求めて、ラージャヨガ(瞑想)を行う、
これが いちばん古いヨガです。
瞑想をするには呼吸が乱れていては落ち着くことができませんし
又、背骨がしっかりとして、体全体が整ってい ないと、気持ちよく瞑想をすることが出来ません。
瞑想をするためにアーサナ(ポーズ)で体の調子を整え、
プラナヤマ(呼吸法)により、宇宙のエネルギー(プラナ)を 体に蓄え、気力を充実させます。
又、呼吸をゆっくりと行うことで気持ちを落ち着けていきます。
アーサナ、プラナヤマにより体と心を整えていくヨガとして、ハタ ヨガという流派が生まれました。

 -運動とヨガ-

運動は字のとおり「動く」事、体を「鍛える」事です。
ヨガは静かに動く「静の動き」で、体を「整える」事です。
自分の身体の声に耳を傾けて、身体の限界を1mmだけ伸ばす努力をすることです。
ですから
柔らかくなろうとか、ポーズを美しく行おうとか、人より上手くなろうと欲を出さずに淡々とヨガを行ます。

           

 -幸せに暮らすために-

人の究極の目的(一般論)は、幸福に人生を送ることです。
楽しさの後につらさや、むなしさが残るものは幸福とはいえません。
幸福の最上のものは肉体的、精神的な調和、つまり心身の健康です。
ハタヨガ は動く瞑想とも言われ、集中力、忍耐力が付き、体も心も根気強い性質になります。

 -ハタヨガを始めるときの注意-

1、無理をしないで下さい。
  何十年もかかり、身体を固くしたり、悪くしたところを短時間でなおそうと焦らない ことです、
  無理をして体をこわしては何もなりません。
2、食後 1〜2時間すぎてから、(空腹時がよい)
3、動きやすい服装で。
  靴、靴下をはかない。装身具は外す。

ヨガを行うと疲れたり、体が重い、だるい等の症状が出る人もいます。ヨガではこれを「身体の浄化が出来ていない」といいます。

※ 普段使っていない関節、筋、筋肉を動かしたり内臓を刺激します無理をせずのんびりと身体を伸ばすのがポイントです。
※ 緊張と弛緩の繰り返しにより、「めりはり」のある心と体を作って下さい。

何回かヨガを行ううちに、終わった時にすっきりと爽やかな気分になってきます。

※ 体は心を乗せる乗り物です。
ヨガで身体の点検と整備をして、乗り心地の良い体を作って下さい。
※ 「予防に勝る治療なし」と言います。
身体の自然治癒力を高め、健康な体を作って下さい。