**  シリーズ 見ながら出来るヨガ体操 第2回 ***

 -呼吸-

2.内臓を強くする呼吸

1)あぐらでも正座でも座禅でも好きな形で座ります。
手は膝の上で肘を少し外に開くようにして胸郭を広げておきます。
息を鼻から深く吸って口から強くハーッとはき、全部はききって下さい。
(普段我々は2秒間隔ぐらいの浅い呼吸をしています)

はききって肺のお掃除をすると肺の酸素の摂取量が増え、血液中の酸素も増えます。
血液がサラサラとして、きれいになります。
2)前記の呼吸で、はききって息を止めます。
息を止めたままでお腹をペコペコと動かします。
出して引いて出して引いて、苦しくなったら又吸ってはき、 息を止めてペコペコと動かします。
(胃、すい臓、肝臓、横隔膜の強化)

※ 腹筋の弱い人、おなかの贅肉が
気になる人、気力の弱い人には特におすすめです。
3)前記の呼吸の後、息を止めます。
息を止めたまま、おへそをのぞき込むようにして猫背になり、
おへそを背中の方へギューッと引いて下さい。
4)親指以外の指をそろえておへそに中指が付くようにお腹に当てます。
鼻からゆっくり息をはいて前屈みになり指をお腹の中へ入れ込みます。
鼻からゆっくりと吸って体を戻し指の力も抜きます。
(消化吸収力を高め、腸の働きも良くなり、便秘の解消になります)

5)ひざを外に曲げて足の裏をあわせて座ります。
手を組んで足先に掛けます。背筋を真っ直ぐに立てて正面を見ましょう。
気持ちは肛門に持っていきます。
鼻から息を 吸って、下腹部と肛門を閉め ます。鼻からはいて力を抜きます。
何回か繰り返し行います。
(痔の予防、尿失禁の予防、泌尿器官の強化です)